電車を降りたら、もう月が出ていた。
東の空からの出始めの月は、まばゆいばかりに輝き、冬の夜空は満天の星で、私の足元を照らしてくれた。
家に帰りすぐに東の窓を開けて、月光の中昇降会合をする。
1日の緊張をほぐした。
昨日は朝からバタバタと忙しかった。
JRを乗り継ぎ、御堂筋線まで早足で通勤の人に混じって歩いた。
地下鉄の階段を下りる手前で、杖をついたおばあさんが、よろよろと歩いているのを横目で見て、階段を駆け下りた。
講習会には予定の時間に間に合ったけれど、帰りの電車で、あのおばあさんの事が気になった。
階段はちゃんと下りる事が出来ただろうか?
だれか寄り添ってくれる人はいたんだろうか?
私が一緒に階段を下りてあげれば良かったなあ〜。
忙しいという字は、心を亡くすと書く。
昨日は忙しかったが、それはそれで充実した時間を過ごした。
けれどあの時、私は心を亡くしていた。
京都・ほのぼの
私も、癌になる前は仕事で忙しくて、心をなくしてました。癌にはなりたくなかったけど、癌になってわかった事も多くありましたね。
返信削除癌になった事で、それまで考えた事がなかったいろんな事が見えてきますよね!癌にならなくても、つまずいた時に人間は成長するのかな 。
削除私もそういう経験あります。病気してからはバタバタ忙しくすることがよくないことだったと痛感しました。余裕をもった生活、心がけたいです。
返信削除このバタバタは、性格にもよるんでしょうね!
削除時間が空いた時に、ゆっくりしたら良いのに、つい用事をいれていまって、それが病気につながるんですね。反省です。