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抗がん功法の教室です - since 1997 -
ガンに負けない体、リラックスし穏やかに日々を送れる心。それを育むことを目標に明るく楽しく練功しています。
35年にわたり日本での郭林新気功 郭林気功の普及に努めてきた「郭林新気功協会」より講師をお招きして、懇切丁寧にご指導いただいております。

2016年10月26日水曜日

菩薩の横顔(ほのぼの)


毎年秋のお祭りの夜、必ず行くお寺がある。
そのお寺の御本尊の菩薩像に、今年も会いに行った。
お祭りで、各お寺は色んな催しをしていて、このお寺も書道展をしていたけれど、私は書道展よりも、ここの美しい菩薩像を見る。
「そんなに見つめると、仏様が恥ずかしがります」と、嬉しそうにご住職が微笑む。
江戸時代からこのお寺にあり、雷が落ちて本堂が燃えても、この仏像は大丈夫だったそうだ。
どれほど沢山の人の願いを聞いてきたことだろう。
菩薩像の前で、何かを願う訳でなく、ただ黙って眺めているだけで、力がすとんと抜けて、安らかな気持ちになれる。
コンチキチンを遠くで聞きながら、いつまでも眺めている私に、菩薩像は横顔でクスッと笑った気がした。

京都・ほのぼの

10 件のコメント:

  1. 菩薩像のお顔は、本当に優しいですよね。悩んでる時や悲しい時は、なにも言ってくれなくても、答えをいただける時があります。不思議ですよね。

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    1. そうですね、ジャイコさん。ご住職が言われるには、菩薩像を見ている人の気持ちで、見え方が変わるそうです。

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  2. 私、高校時代はお寺めぐりが趣味でしたが、最近はもうひとつです。
    今は秋、そろそろ古寺巡礼を再開しよっと!

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    1. 高校生の頃に感じたものとは、随分と違う気持ちで仏様を見られると思います。いろんな所を通り抜けて生きてきた、今だからこそ感じる気持ちを味わって下さい!

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  3. ほのぼのさん、今年も会いに行けて、きっと仏様も喜んでおられるでしょうね。「よく来たね。今年も一年よくがんばったね。」って。

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    1. 雪さん、この菩薩像はかなりしっかり者のお顔をしていて、私は喝を入れられる気がしてなりません。

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  4. 『菩薩像』の前に座ると癒されますね。疲れ切った心が元気になり、ゆがんだ心も許してくださる。そんな菩薩さまに懺悔する私です。

    「ほのぼの」さんも、日々の葛藤から解放されるのですね。大きな活力になると信じております。

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    1. 若い頃は仏像をみても、今ほどの感性はないので、あっさりと拝んで終わりでしたが、今は仏像の前にしばらく立ち尽くしています。

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  5. 若い頃は古い仏像みても、さっぱり良さが解りませんでしたが、段々と造形美、仏師のことや、製作当時の人々の反応、その後、同じ場所で同じ仏像をみてきた数多の人達の想いなどに想像を巡らすようになりました。

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  6. しみやんが気功をしているときのお顔は、仏様のお顔を思い浮かばせます。今度自然行功をしているとき、思わず拝んでしまうかもしれません。

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