胃癌の手術をした父は、退院から1週間して、再入院をした。
手術をした部分の通りが悪く、原因が解らないため、様子を見るためだと言われた。
活動的な父は、また入院をする事に、少しだけ落ち込んだ様子だった。
母に励まされ、喝を入れられ、いやいや入院をした。
点滴をしている父の手は、内出血をして黒くなっていて、入院する前より10kg痩せた体は、しおれた草の様だった。
それでも、寝てばかりいては体が弱ると、点滴の車を引きながら、病院の廊下を歩いていると聞いた。
「お父さん、歩くだけではもったいないから、気功をして歩こう!」と、父を廊下に連れ出し、シーシーフ、シーシーフと呼吸法を教えた。
点滴の車を引きながら、父は病院の廊下を、シーシーフ、シーシーフと歩いた。
父がいつもより、小さく見えた。
ほのぼの
お父さん、シーシーフー頑張ってるんですね。
返信削除私も入院中も、点滴の車ひきづって、歩きました。早く良くなりますように!
歩いた方が良いですよね。
返信削除お父さん、早く良くなりますように。
ジャイコさん、しみやん、コメントありがとうございます!
返信削除毎日しているかどうかは不明ですが、呼吸法だけは説明しました。
お父様は、大病の中でも頑張っていらっしゃるご様子。さすが、昭和1桁(勝手な想像ですが。。。)の人の気合は違いますね。一日も早くよくなられますように。
返信削除こむぎさん、ありがとうございます!
返信削除物の無い時代に生まれ、戦争を経験した人達のたくましさは、尊敬に値するものがありますね!