検査を受ける事は、決して楽では無いが、自分の胃の中をライブ映像で見る事が出来る貴重な体験は、私の好奇心を刺激する。
検査台に横向きに寝ると、俳優さんのような素敵な先生が、優しく言われた。
「はい、マウスピースをくわえて下さいね。では、気持ち悪くならないように、そっと入れていきますからね」
私は気功の時の気呼吸をして、精神統一する。
内視鏡が喉を通り、食道に入って行くと、いよいよライブ映像の始まりだ。
やがて胃の入り口に入ると、ピンク色の胃の壁がピカピカ光っているのが見えてくる。
少し茶色く、透けて見えるのが、肝臓だそうだ。
内視鏡は胃の奥まで入っていき、胃壁のひだが綺麗に見えて、カメラの先端は、180°回って胃の洞窟を照らす。
「では、空気を入れて、ひだを広げていきますからね」
空気を入れると、胃が重くなったように感じた。
「大丈夫ですか?」医師は優しく声をかけてくれる。
ひだが広がると、ポリープが見つかったが、組織検査をするほどの物では無かった。
カメラは更に、奥の十二指腸まで入って行く。
受精卵から胚葉になり、細胞分裂を繰り返し、この体が出来上がった。
そんな不思議を思うと、唯一無二のこの体が、愛おしくてたまらなくなる。
時々は、胃内視鏡検査をして、自分の胃の中を見てみよう!
但し、検査医師はイケメンに限る!
京都・ほのぼの

