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抗がん功法の教室です - since 1997 -
ガンに負けない体、リラックスし穏やかに日々を送れる心。それを育むことを目標に明るく楽しく練功しています。
35年にわたり日本での郭林新気功 郭林気功の普及に努めてきた「郭林新気功協会」より講師をお招きして、懇切丁寧にご指導いただいております。
2017年8月28日月曜日
病室にて(ほのぼの)
父が手術をした次の日、病院から電話がかかってきた。
「せん妄の症状がありますので、ご家族の付き添いを、お願いします。」
やっぱりな~、と思った。
高齢者が、手術をしたあと、そんな症状になる人がいると、以前から聞いていたからだ。
私は用意をして、父の病室に向かった。
集中治療室から、一般病棟に移り、ベットで寝ている父は、自分の腕に付いた点滴を、すぐに抜こうとする。
天井を見ながら、何かを目で追っている。
そして、手を伸ばして、それを取ろうとしている。
「お父さん、何が見えるの?」と、私が聞くと
「袋が引っ掛かっとる!、後で棒で取ってやる!」と言って、天井を見渡し、
「あれはなんや?、何か仰山浮いとるぞ」
今は、私には見えないけれど、父には見える何かを、決して否定などしない。
そんな父の様子に、大して驚きもせず、そんな話に、一晩中付き合った。
次の日、点滴の車を押しながら歩く父は、もう普通に戻っていた。
「なんや、夢やったのか!」
この癌になった事も、悪い夢を見ただけだと、言えれば良いのに…と思った。
京都・ほのぼの
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お父様は、ええ娘持って幸せですねー。
返信削除ありがとうございます!父に伝えておきます。
返信削除お父さん、一晩で普通に戻ってよかったね。やっぱり体力があるのね。
返信削除それにしても、仲良し親子だね。羨ましいわ
いやー、仲が悪くはないけど、いつかお別れするときに、後悔が無いようにと、思っています。
返信削除お父様、すぐ戻られてよかったですね。
返信削除私も数年前に父が手術をしたときに、その話しを病院から聞いて、
予防にと、家族の写真をベッド脇に置きました。
私自身の手術入院のときも自分で家族の写真を用意しました。
家族の支えが一番の薬なんでしょうね。
もりりんさん、家族写真をベッドサイトに置く事は、名案ですね!病気になった時に、家族関係が良い事が、何より大事だと、思います。
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